4/7地震の活動状況等に関する情報
2020年初頭からの紀伊半島南部の地殻変動及び2022年初頭からの静岡県西部から愛知県東部にかけての地殻変動は、それぞれ紀伊半島南部周辺及び渥美半島周辺から浜名湖周辺にかけてのプレート境界深部における長期的ゆっくりすべりに起因するものと推定しています。このうち、渥美半島周辺から浜名湖周辺にかけての長期的ゆっくりすべりは、すべりの中心が渥美半島周辺から浜名湖周辺に移動しています。また、紀伊半島南部周辺の長期的ゆっくりすべりは、2024年秋頃から一時的に停滞し、2025年初頭から再び見られると評価していましたが、詳細に検討を行った結果、2024年秋頃の停滞後、停止していたとみられます。
これらの深部低周波地震(微動)、短期的ゆっくりすべり、及び渥美半島周辺から浜名湖周辺にかけての長期的ゆっくりすべりは、それぞれ、従来からも繰り返し観測されてきた現象です。また、紀伊半島南部周辺での長期的ゆっくりすべりは、南海トラフ周辺の他の場所で観測される長期的ゆっくりすべりと同様の現象と考えられます。
(長期的な地殻変動)
#地震 #地震の活動状況等に関する情報
3/7地震の活動状況等に関する情報
また、紀伊半島南部で2020年初頭から観測され、2024年秋頃から停滞し、2025年初頭から再び観測されていると評価していたそれまでの傾向とは異なる地殻変動は、詳細に検討を行った結果、2024年秋頃からの停滞後、収束していたとみられます。
(長期的な地殻変動)
GNSS観測等によると、御前崎、潮岬及び室戸岬のそれぞれの周辺では長期的な沈降傾向が継続しています。
3.地殻活動の評価
(顕著な地震活動に関係する現象)
GNSS観測による、2024年8月8日と2025年1月13日の日向灘の地震発生後のゆっくりとした変動は、これらの地震に伴う余効変動と考えられます。余効変動自体はM7程度以上の地震が発生すると観測されるもので、今回の余効変動は、そのような地震後に観測される通常の余効変動の範囲内と考えられます。
(ゆっくりすべりに関係する現象)
上記(1)、(2)の深部低周波地震(微動)と地殻変動は、想定震源域のプレート境界深部において発生した短期的ゆっくりすべりに起因するものと推定しています。
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2/7地震の活動状況等に関する情報
(ゆっくりすべりに関係する現象)
プレート境界付近を震源とする深部低周波地震(微動)のうち、主なものは以下のとおりです。
(1)四国東部:9月29日から10月11日
(2)四国西部:10月19日から10月24日
2.地殻変動の観測状況
(顕著な地震活動に関係する現象)
GNSS観測によると、2024年8月8日の日向灘の地震の発生後、宮崎県南部を中心にゆっくりとした東向きの変動が観測されています。また、2025年1月13日の日向灘の地震に伴い宮崎県南部を中心に地殻変動が観測され、それ以降にもゆっくりとした東向きの変動が観測されています。
(ゆっくりすべりに関係する現象)
上記(1)、(2)の深部低周波地震(微動)とほぼ同期して、周辺に設置されている複数のひずみ計でわずかな地殻変動を観測しました。周辺の傾斜データでも、わずかな変化が見られました。
GNSS観測によると、2022年初頭から、静岡県西部から愛知県東部にかけて、それまでの傾向とは異なる地殻変動が観測されています。
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1/7地震の活動状況等に関する情報
南海トラフ地震関連解説情報
** 見出し **
第99回南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会、第477回地震防災対策強化地域判定会で、南海トラフ周辺の地殻活動を評価しました。
** 本文 **
本日(11月10日)開催した第99回南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会、第477回地震防災対策強化地域判定会で評価した、南海トラフ周辺の地殻活動の調査結果は以下のとおりです。
現在のところ、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時(注)と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていません。
(注)南海トラフ沿いの大規模地震(M8からM9クラス)は、「平常時」においても今後30年以内に発生する確率は高い(詳細は「南海トラフの地震活動の長期評価(第二版一部改訂)」参照)と評価されており、昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から約80年が経過していることから切迫性の高い状態です。
1.地震の観測状況
(顕著な地震活動に関係する現象)
南海トラフ周辺では、特に目立った地震活動はありませんでした。
#地震 #地震の活動状況等に関する情報
【震度・震源速報 2025年11月10日】
16時23分頃、三陸沖を震源とする地震がありました。震源の深さは約10km、地震の規模はM6.2と推定されています。この地震により、日本の沿岸では若干の海面変動があるかもしれませんが、被害の心配はありません。
#地震
【緊急地震速報 最終報 2025年11月10日】
16時22分頃、三陸沖を震源とする地震がありました。震源の深さは約30km、地震の規模はM5.5程度、最大震度3程度と推定されています。詳しい情報が入り次第お伝えします。
#緊急地震速報
【緊急地震速報 第6報 2025年11月10日】
16時22分頃、三陸沖を震源とする地震がありました。地震の規模はM5.2程度、最大震度2程度と推定されています。この情報は気象庁の予報に基づく推定です。情報は誤差を含む場合があります。
#緊急地震速報
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